ブラックホールみたいなこの世の中で

2019.11.20

いつか、本物のダイヤモンドを
自分で買うんだ!って
思っていた。

 


その日がやっとやってきた。

 


高校を出てから家を出て
働いて
ずっと一人で生活してきた。

 


もちろん仲のいい友だちや彼氏はいる。
でも集団に属したりするのが
あまり得意じゃなくて
一匹オオカミみたいに
生きてきたなぁと、
振り返るとそう思う。

 

 

 

そんな私は、30歳を過ぎて
いつか本物のダイヤモンドが欲しい
そう思うようになっていた。

 


私の仕事は歌を歌うことだ。
ブルースシンガーと呼ばれる。
黒人文化にルーツを持つ歌を
日本や海外で歌ってきた。
だから、その歌の歌詞や
メロディを
そこに込められた思いを
いつも深く理解して
自分の中に吸収、消化して
歌っている。

 


ステージに立つ時
歌う時
ブレない本物の輝きを
自分で買いたかったんだ。

 


思い切ってオーダーしたピアス。
小さく強い輝きが
夜空の下でキラリ煌めいた。

 


私もブラックホールみたいなこの世で
小さくてもいいから
本物の輝きを放って生きたい。

今日もステージに立とう。

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