平成29年を振り返って

2018.12.31

平成29年があと数時間で終わろうとしています。
また30年間続いた平成も、残り数ヶ月で終わりを迎えます。
30年前はまだ小学生だった私も、
今や大人と呼ばれる年齢になりました。
皆さんにとってこの平成という年代は
どのような時間だったでしょうか。

 

 

私の30年はまさに少女から大人への転換期でした。
学生時代は自分磨きとファッションに明け暮れた時間を
過ごしていたことを懐かしく振り返ります。
アパレル商社へ就職し、その後ジュエリーの世界へ
足を踏み入れることになりましたが、
常にファッションとジュエリーの世界の中で生きていました。
本物を見るように指導され続けたのはこの頃からです。
当時は「時間を無駄にしてしまった」と悔し涙を流したことも、
その寄り道があったからこその今があるのだと心穏やかに感じます。

 

 

当時、ファッション=いかに個性を打ち出すか、
という認識でおりましたが、
数多くの上質な美に触れる機会がある中で、
果たしてそうなのだろうか
と考えるようになりました。
ファッションを英訳するとThe fasion=流行。
そのように考えていたのがおそらく37〜38歳の頃までです。

 

 

しかしこの数年間、殊に世界のグローバル化と多様化、
情報化が目まぐるしく進む中で私の認識は変わりつつあります。
情報過多で価格競争に巻き込まれがちな時代の中で、
「本当の美しさ・本物の美」を追求し伝える使命を担いたい、
そのように考えるようになりました。

 

 

Fasionには複数の和訳があります。
『A fasion=流儀』
個性の表現には様々な手法がありますが、
私は本物を追求し心を醸成するためのファッションを、
今後情報としてお伝えしていきたいと臨んでおります。

 

 

 

購読している雑誌に建築家・安藤忠雄さんの言葉を見つけました。

「建築とともに生きていく希望、その希望を強く感じる建築を作らなくてはならない。それには美が必要です。人は美しいと思えるものに希望を見いだすのです。」

HAYASEは来年3月で開店1周年を迎えます。
まだダイアモンド原石のような小さな存在ですが、
皆さまに美と希望と輝きを提供できる存在でありたい、そのように願っております。

 

 

黒澤由希

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