ボリビアからはるばるやってきた小さな宝石
透明でバイカラーの紫色のクォーツは流通名アメトリンと呼ばれています。
鉱物学的に正しくはアメシスト、もしくはアメシスト シトリンです。
天然のアメトリン産地はなんと世界に1つ!
ボリビア東部、ブラジルとの国境付近にあるアナイ鉱山です。
伝説ではスペイン人の征服者が1600年代に発見したのだとか。
コンキスタドールがボリビアに派遣した探検家チーム。彼らの使命は祖国のために多くの金銀を発見することでした。その探検家たちの1人が先住民族に出会い、王妃であるアナイと恋に落ちたという伝説があります。アナイは彼らに対する称賛の証として、アメトリンを彼に贈呈したと伝えられています。
写真のようなカットだと繊細さが際立ってかわいらしいですね。ボリビアの夕焼けってこんな感じなのかしら、とふと思い浮かべると一瞬で幸せな気分になれます。