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一目見た瞬間、心奪われ高揚させられるサファイア

 

ほとんど出会うことのない別格のサファイア
そんなサファイアをご存知ですか?
出会えたら幸せと言われるほどの宝石。

 

 

一目見た瞬間、心奪われ高揚させられる
この宝石の名前をパパラチヤ サファイアと言います。
シンハリ語で 蓮の花 を意味するこの石は、
朝露に濡れて花ひらく蓮の花の色そのものです。
(シンハリ語はスリランカの多数語の言語)

 

 

コランダム(鉱物名)に鉄とクロムの微量元素、
そして時によっては色中心(不均一な色光の吸収)が
このピンキッシュオレンジ〜オレンジピンクの色味を
もたらします。
以前はイエローイッシュオレンジから
オレンジィレッドまでが全てパパラチヤとされていました。
しかし今日、その定義はより狭くなりました。
そしてさらに偶然の出逢いは奇跡となったのです。

 

当初、スリランカ産の石のみパパラチヤと
呼ばれていた時代がありました。
そしてこの宝石もスリランカの宝石商が
手渡してくれたもの。
遙か海を越えてやってきたのです。

 

中世ヨーロッパの人は、
聖職者が天国を象徴するサファイアを身につけ、
市民はサファイアが天国からの祝福を招くと
考えていました。
他の時代、場所でも、サファイアには純潔を守り、
敵対する者同士を和解させ、精神に影響を与え、
神託の真意を明らかにする力があると
信じられてきました。

 

心を揺さぶる神秘的な輝きに、先人の思いもわかるような気がするのです。

(GIA Colored Stone Reference Guideより一部抜粋)