ギリシャ人が表現したバラの宝石:ロードライトガーネット
ガーネットと聞くとダークレッドの宝石
(アルマンダイトガーネット)がとても有名ですが、
こちらはワインレッドが美しい
ロードライトガーネットです。
人間に例えるとガーネット一族ともいうべき
グループがあり、親戚ごとにカラーが変わります。
化学組成が若干代わり、
色合いが美しく変化するのです。
ロードライトガーネットはその中でも比較的新しく、
近代1882年にアメリカ ノースカロライナ州で
発見されました。
しかしその後、残念ながら枯渇します。
しかしタンザニアで良質なロードライトガーネットが
見つかりました。
今ではタンザニアとスリランカが主な産地になっています。
名前の由来を紐解くと、
起源はギリシア語からきていることがわかります。
バラを表す「rhodo」と鉱物という意味の「lite」が
融合し、「rhodolite(ロードライト)」になった
と言われています。
まさに成熟したバラのような美しさで
一瞬にして心を鷲掴みにされる魅力がありますね。
この情熱的なネーミングからも想像できるように、
宝石言葉は「勝利」「不変の愛」「実りの象徴」。
人類の情熱の火が赤々と燃えているような言葉たちです。
今回はタイタックにいたしました。
男性のビジネススタイルにはもちろん、
女性のシンプルなニットや厚手のジャケットに
ワンポイントとして着用なさるのも素敵です。
カットがオクタゴン(8角形)のロードライトは
とても珍しく、情熱のワインレッドの中に
スッキリとした強い芯を感じさせます。
老舗宝石店でも滅多に取り扱わないこの宝石は、
見る人の心を掴んで離しません。
おそらく、「その宝石は?」と多くの方より質問されることでしょう。
◆宝石説明
宝石名:ロードライトガーネット
カラット:1.25ct
カット:オクタゴンカット
(黒澤)