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義母からの贈りもの

仕事柄、普段からジュエリーを身につけることはあまり無かった。

 

週5日フルタイムで働き
家に帰って家族のために料理を作ったり家事をしたり。

 

そんなある日、義母から渡されたのは
たくさんの宝石が入った一つの箱。

 

指輪、ネックレス、ブローチ
大きいものから小さなものまで
たくさんの色とりどりの小物たち。

 

とても嬉しかったけれど
私が自然につけるには大胆なデザインばかり。

 

だからしばらく大切にクローゼットにしまっていた。

 

そんな宝石たちとの再会は
娘の学校行事がきっかけだった。
学校に行く時フォーマルな服装にピッタリの何かが欲しいな、とふと思ったのだ。

 

宝石箱の蓋を開けて
一つひとつ手にとってみる。
その中に、小さなキラキラ輝く宝石がついた指輪をいくつか見つけた。

 

今日は頼んでいたリメイクの指輪を受け取りに行く日。
キラキラ輝く宝石の名前はダイヤモンドだった。

 

私に似合うよう
指の長さやバランスを見てもらい
シンプルなデザインに作り替えてもらった。

 

少し緊張しながらお店のドアを開けると
そこには新しい姿でひときわ輝きを放つ
ダイヤモンドリングがあった。

 

これからの私に似合ってくれるかな?
心の中で「よろしくね」と呟いた。

 

*この物語はフィクションです。

 

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