【REMAKE】お祖父さんの形見をお孫さんのエンゲージリングへ
大好きだったお祖父さんの形見であるタイタックを
お孫さんのエンゲージリングにリメイクいたしました。
「聡明で勇敢で年老いても好奇心にあふれていた人だった」
とおっしゃるお孫さんは
お祖父さんを今でも尊敬なさっているそうです。
そして残された数多くの表彰状と記念品の中から
目についたのがタイタックだったと教えてくれました。
とても美しいオパールに心が惹かれ、
その後結婚が決まっていたお孫さんは
ご主人となられる方とご相談され
エンゲージリングにこの宝石を使うことにしました。
エンゲージリングのデザインはお孫さんが考案されました。
オパールの水面の輝きのようなキラキラした美しさと
その波紋が広がるかのようにサイドに広がる輪のデザイン。
お祖父さんの愛情と好奇心がお孫さんにも脈々と流れ、
その生命力が波紋となって周りに広がっているかのようです。
オパールの繊細な内部の輝きが際立つように、
セッティングしたシャトン(台座)の裏はくり抜いてあります。
裏に金属があると、内部の輝きが曇ってしまい見えなくなるからです。
希望の石と呼ばれてきたオパール。
持主の思いを載せて、次の持主へ希望が受け継がれますように。
祈りこめてお作りいたしました。