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海が育む、丸くあたたかな輝き

宝石は鉱山、山で採掘されるもの。
一般的にそう思われていますが、
海で産まれる宝石もあります。
 


それがパールです。

 


文献をたどると紀元前2206年に
中国の書物に、歴史家が真珠についての
記録を残しています。
それほど私たち人類にとって、
長い年月寄り添ってきた宝石なのです。

 


パールといえば
白や淡いピンクを連想なさる方が多いでしょう。
実は黒、グレー、オレンジ、ラベンダー、グリーン、ブルーなどたくさんの色合いがあるのをご存知ですか?

 


採れる産地によって
色や形がバリエーション豊富なのが真珠。
また、一つの球体の中に
いろいろなカラーが輝くのも大きな魅力です。

 


白、ピンク、オレンジと
角度を変えて見ると
ふんわり柔らかな優しい光が内側から輝いてきます。

 


この優しい光は、
海の深淵なる大きな愛情と
たくさんの生命体の中で生まれ育った所以なのではないかと、私は密かに思っています。

 


なぜなら、何時間見つめていても
その優しい温かな輝きに飽きることがないからです。
大きな存在に包まれているような気さえしてきます。

 


身につけると
肌色が明るく上品に見えるので
特別な嬉しい気持ちになりますね。

 


今日ご覧いただいたジュエリーは、
ある女性の方が
日本でトップの養殖真珠産地へご旅行なさり
購入なさったブローチとイヤリングです。

 


長い年月、大切にお召しになってこられ
先日金具を新しく交換させていただきました。

 


質の良い真珠は
何年経過しても品があり
思わず触れたくなる魅力があります。

 


このジュエリーの持ち主のお客様は
起業家として、母として、女性として
一生懸命人生を歩んでこられた
笑顔が朗らかで美しい、素晴らしい方です。

 


たまにお会いすると励ましてくださったり
私が頑張れるような元気の出るメッセージをくださいます。

 


パールは、そんなパワフルで
エネルギッシュな女性に
柔らかな月のような輝きをそっと与えてくれるかのよう。

 


ではここで1ポイントレッスンです。
真珠は柔らかいので、使用し続けると
表面の輝きがあせてぼんやりしてきます。

 


でも元に戻る方法があるのです。
それは表面を専用のクロスで磨くこと。

 


実はミルクレープのように層になっており、
上の層を剥がすと
下の層が新しく顔を出すのです。
そしてまた、テリテリ輝き始めます。

 


「私もパール、ぼやけてきたかな。」
そう感じたら、メールでも電話でもすぐにご連絡ください。
状態を見させていただきますね。