腕時計についている宝石をバージョンアップしました



質の良い腕時計には、装飾として宝石が使われることがありますね。
今回は宝石が外れてしまった時計の、
お修理をさせていただきました。
画像右側ネジについている
青いドーム型のポッチ。
これが宝石です。
お客様は青の石がご希望とのことだったので、この石に決まる前まで色々な石を提案させていただきました。
小さなルース(裸石)を探すとき、
私は御徒町の卸売業者を数カ所巡ります。
そこにはありとあらゆる宝石がズラーっと並んでいるんです。カットや大きさ、価格帯などものすごたくさんの種類幅があるんですよね。雑居ビルに入っている小さな業者だったり、入るとインド人の方がやっていたりと異国情緒あふれているし、ちょっと時空が違う場所のようにも感じる不思議エリアです。
さて青系の石って結構種類があるんです。
その中からサイズが合っていて、お客様のご予算の範囲内かつ、私が見て「お客様と相性合いそうだなぁ」と感じる石をチョイスして、その写メをお客様にお送りしました。
そんな遠隔のやり取りを経て完成したのがこちらです。ドーム型のラピスラズリを今回つけています。
ゴールドに濃紺って映えますねぇ。。
素敵です。
地球儀、とか宇宙、を連想するのは私だけでしょうか。。
こんなふうに石に関することならどんなことでも可能な限りお役に立ちたいと思って活動しています。ですので気軽になんでも聞いてみてください^^
ちなみに御徒町の石屋さんの多くには一般の方も入れます。買い物もできます。例外なのは「業者のみ入店可」と張り紙をしてある企業さんくらいですね。
ただ一般の方と登録済みの専門業者とでは価格が大きく変わるんです。値札価格は一般の方向けのもので、私たちが仕入れる時はその額ではありません。
ですから専門的なことは私たちに任せていただくのが一番楽だし、結果リーズナブルだと思います。
ルーペの見方やピンセットの使い方、石の触れ方などで業者は素人とプロを瞬時に見分け、価格をその場で伝えてきます。石屋の中には値札をつけていない店舗もたくさんあるんですよ。。ちょっとドキドキです笑。だからこそ専門知識と経験が大切になってきます。
困った時や専門的な知識が必要なときは、いつでもお声がけください。