量産と手作りリングの違いについて
手作りリングと量産リングはどこが違う?
今回作らせていただいたリングは男性用
ウェディングリング、つまり結婚指輪です。
結婚指輪は二人の愛の誓いの証であると同時に
「私は結婚しています」
と、自分にパートナーがいることを周りに知らせるためのリングです。
結婚指輪は基本外すことなく、始終つけるものです。
ですから重いものを持ったり
ハードなスポーツをなさる方からは
「壊れませんか」
と質問をいただくこともあります。
そんな時は
「手作りのリングにすればほぼ問題ありませんよ。」
とお答えしています。
手作りのリングは金属を直接叩いたり
磨いたりして作ります。
叩くほど金属密度が高くなりますから、
その分強くて丈夫なジュエリーになるのです。
鍛造(たんぞう)という製法です。
一方、量産リングは
ロストワックスキャスティング法といい、
型に金属を流し込んで製作する方法。
場合によっては金属密度に
ムラができてしまうので、
前者と比べると変形しやすくなるのです。
写真のリングは手作りでお作りしました。
表面にはミルグレインと呼ばれる
アンティーク技法を施しています。
「千の粒」という意味があり、
多幸、永遠を表すとされています。
このリングをご依頼くださった方は経営者で
常に新しいことに挑戦する姿がとても素敵な方です。
お客様の事業もご家庭もどちらにも
たくさんの幸せがありますよう、
心を込めてお作りした世界に1つだけのリングです。